お雛さまのお話
藤原愛子さん
お煎茶の先生であり、そしてまた、幼い頃からお雛さまに恋いこがれ、お雛様に魅了され、お雛様のことなら何でも詳しい!お雛様博士の藤原愛子さんにお話を伺いました。
藤原さんが、「花ちらし運動」を始められたは14年前です。「花ちらし」とはむかし、むかし、江戸時代のお話……お雛祭りを楽しんだ後、お雛様を片付ける時に「そろそろ花ちらしを、しましょうか?」と粋に「片づける」ことを表現されていたようです。そして、現代、各家庭にお雛様がありながら、毎年お雛飾りをしていないご家庭が多く、それを残念に思った藤原さんは、美しいお雛様を飾ってもらいたい一心で、お雛様にまつわる楽しいお話をみなさまにする事でお雛様を身近に感じ、そして親しみを持って貰えるように「お雛飾りをしなければ、片づけることもできない‥‥花ちらし運動」を始められました。また、「お雛様のお話を通して、日本文化の素晴らしさも再確認して貰いたい。」と藤原さんは、おっしゃっておられました。
玄関には昔ながら風習木札で桃家とぶらさがっています
桃家はお雛様が飾られているお家を意味します
藤原愛子さん宅では本当にたくさんの雛人形があり、年により違う雛人形が飾られている。すべてりっぱなお雛さまである。
プラスチックはだめ、木で作られている物がほとんど、随分古いものもあるが、あんまり壊れているものはない、細かい作業で手作りの品は壊れず長持ちするのですね!
「お雛祭り」は、皆でちらし寿司やお菓子を食しながらワイワイ楽しむものである。近隣の子ども達が何時遊びに来てもいいように、分け与える事のできる「ちらし寿司」を作って振舞っていたそうだ。今ではそんな風に「おひな祭り」を「祭り」として楽しみ方が少なくなって「残念に思う。」と藤原さんは話しておられました。
泣いている顔 怒っている顔 笑っている顔
泣き上戸 →青年 怒り上戸 →中年 笑い上戸 →初老
泣いてばかりいたらお母さん、おばあちゃんが「泣いてばかりいたらこのお人形さんのような顔になるよ」といわれた。昔はお雛様を通していろいろな事を子ども達に教えていたそうです。子どもに聞くと笑っている顔が一番好きと言う、このようにして情操教育が養われていたのですね。
3人官女は雛壇の2段目に飾る、官女の中には結婚してる女性がいるどこをみれば分かるのか?
歯がお歯黒になっている
着物の袖が短い
眉毛の形が違う
来年の西教寺には珍しい雛が登場します
藤原愛子さんのお雛様のお話を県内でされる 
4月5日(日)12時から先生のお話が聞けます